大通りから枝状に伸びる路地は、一本一本違った
顔を持つ。
全部の通りを通ってみたい!そんな野望を抱いた私たちは、来る2021年11月21日・神楽坂をあるっこしてみることにした。
飯田橋駅をスタートし、まずは幹となる大通りを堪能しながら神楽坂駅方面に向かう。
特に建物の2階に目をやると、神楽坂らしさが見えた気がする。
神楽坂、その名の通り坂なのでトレーニングにもなるのが嬉しい。
メイン通りは、食べ歩きにピッタリなお店から、携帯ショップシェーンまでが共存する。
さらに奥にいくと、シャンデリアが煌びやかに輝くスイーツショップなんかもある。オールマイティ。
そして、建築家の隈研吾先生事務所がデザインしたと有名なAKOMEYA TOKYO in la kaguに到着。
la kaguを少し見学して、いよいよ路地に入る。飯田橋駅方面を見て左側をまずは全て行ってみよう。
最初に出会ったのは「神楽坂ねこの郵便局というなまえのお店」という店だ。
・・・早口言葉かな?とりあえず3回繰り返してみる。
店主の趣味だけが詰まった空間。脳内をのぞかせてもらっているようで嬉しい。
ご厚意でたくさん写真を撮らせてもらった。
これが神楽坂か・・・。度肝を抜かれた我々は次の路地へ向かう。
カレーの匂い漂う。お腹空く。
この蔦の中は喫茶店。入り口を探すのに少々時間がかかる。
寺内横丁、兵庫横丁、酔石横丁、紅小路、本多横丁、見返り横丁、かくれんぼ横丁、芸者新堂etc…
一つ一つの横丁を名前を意識しながら歩く。石畳の違いに注目して歩くのも楽しい。
中でも、ギンレイホールという気になる映画館を曲がるとたどり着く「神楽小路・みちくさ横丁」に惹かれた。
ここはほとんどのお店が再開発のために閉まっていた。
気に入っただけに、この景色が今しか見れないものになることに胸が痛くなった。
そんなことを言っても仕方がないので新しく生まれ変わる神楽坂らしさに期待したい。
飯田橋駅付近に戻ってきた我々は、今まで通った路地とは反対側の路地制覇に向けて足を踏み出した。
細い道の階段を下ると出会った熱海湯。古き良き佇まいにきゅんとしてしまった。
(正面からの写真を撮り忘れた…!裏のマットが干された場所からの一枚)
牛込神楽坂駅の方面へ向かってみると、道が広く大きな家が多いように感じた。
ここに暮らす人はどのような生活をしているのだろう。ここでの暮らしを想像してみる。
そして出会った袖擦坂。狭い坂道(階段)なので、すれ違う人がお互いの袖を擦りあわして通ったことからこの名前になったらしい。(また写真がない泣)
由来を知るとタイムスリップしている気持ちになれる。袖のある服で来ればよかったかも(?)
メイン通りに戻ってきた我々は、
赤城神社へ。今日一日の散歩を振り返り、お気に入りの路地を共有し合った。
メイン通りから横丁、路地裏まで、モダンな魅力がたくさん詰まる。
見て、薫って、踏みしめて。五感で神楽坂を堪能できた。
参加してくださった皆様、楽しい散歩時間をありがとうございました。
文章:並木有咲
写真協力:参加者の皆様
おまけ① コパンのクリームたっぷりシュークリーム
おまけ②フォンティーヌで散歩休憩
Comments