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【イベント】ハマのアメ横?!昭和レトロな横浜さんぽ



「アメ横」といえば、東京の上野駅から御徒町駅までの高架下に形成された商店街...。

「横浜(ハマ)」といえば、みなとみらいや中華街、赤レンガ倉庫が県内外問わず有名な国際色あふれる港町...。

じゃあ「ハマのアメ横」って!?


年の瀬も迫った2021年12月19日、私たちはみんなが知っている「ハマ」とは一味違う、横浜のレトロディープな商店街たちをあるっこしてきた。

洪福寺松原商店街、天王町商店街、藤棚商店街...。

みんな「商店街」と名はつくけれど、一つ一つに違った特徴や魅力がある。




今回のスタートは保土ケ谷駅西口。

あの巨大ターミナル・横浜駅からたった1駅、3分で着いちゃうわけだけど、割とこじんまりしている。

降り立ってみて「港は!?赤レンガは!?中華街は!?」と驚いた遠方からの参加者もいるかもしれない。

そう、多くの人がイメージする横浜って、実はほんの一部にすぎない。

だけど保土ケ谷だって、古くから東海道の宿場町として栄えた由緒正しき街である。





さあ、全員揃ったしスタートしてみよう。

駅前の通りは歩道も広くて歩きやすい。

あるっこに優しい街である。

ところどころにちょっとしたベンチ(?)もあったりして、老若男女がまちあるきを楽しめるようになっているのもありがたい。

この通り沿いにも味のある建物や看板がいくつもある。

開始して数分だがみんな早くも写真撮影に夢中だ。





写真を撮りながら、はたまた楽しくお喋りしながら歩いていると、あっという間に天王町駅に到着。

絶賛工事中でこれからの変化が楽しみな相鉄線の高架をくぐるとおいしそうな匂いが漂ってきた。

たくさんの飲食店や居酒屋が軒を連ねる中に、なにやらユニークな看板が...。





「本日の残業は当店で!!」

定時であがっても帰しませんよということか。

よし、今度の仕事終わりはここで一杯...といきたい。

誰かが面白い風景を見つけると、他の参加者もみんなそれに釘付けになっている。

「街」というものを通じて参加者全員に連帯感が生まれる瞬間である。

これぞ、一人でおさんぽするのとはまた違った、あるっこのさんぽイベントの醍醐味といえよう。





そしてさらに足を進めると、「シルクロード天王町」に入る。

ここは先ほどのディープな感じとはうって変わり、我々の大好きな純喫茶などレトロでおしゃれなお店がちらほらとある。

「アスカⅡ」

...確かに港町ヨコハマに相応しい名前なのかもしれない。

「かど」

...交差点の角にあるからかどなのか。

純喫茶は外観や内装、提供される飲み物や料理も魅力的であるが、店名も洒落が効いているお店が多くてそこも面白い。

これぞ正真正銘「お洒落カフェ」である。







さあ、本日の目玉である「ハマのアメ横」こと「洪福寺松原商店街」に到着だ。

「洪福寺」の「こう」は「洪水」の「こう」であるわけであるが、辞書でこの漢字を引くと「大きい」という意味らしい。

「大きな福の寺」、なんと縁起のいい名前だろう。

この商店街は東西の道と南北の道にそれぞれ店が連なっているが、あっという間に全部まわれてしまう。

実際、今回も10分ほどの散策時間であったが、外からではあるが全ての店を見て回れた。





商店街の中心にある交差点には、商品が入っていた空のダンボールを屋根に投げる八百屋さんがある。

かなり有名らしいからテレビでも見たことがある人もいるかもしれない。

「これ、どうやって降ろすんだろう?」

「雨とか降ったら悲惨なことになりそう」

こんなことを考えながらおさんぽするのも楽しいし、そんな話題をみんながシェアすることでまた一段と会話が弾む。






短い時間ではあったが、みんなおいしいグルメは見逃さない。

たい焼き、大判焼きなど、寒い冬にほっとひと息つけるものをパクッ。

「たい焼きって頭から食べる?」

「大判焼きって地方によって呼び方違うの知ってる?」

食を通じたコミュニケーションも大事だ。





さあ、エネルギーを補給したらまた歩き出そう。

洪福寺から次の目的地である「藤棚商店街」に向かう。

ここは正直見所のないありふれた国道。

運営もみんな退屈してしまうんじゃないかと心配だった。

でもここまで来ると初参加の方も含めて全員が打ち解け、仕事のことやプライベートのこと、普段のおさんぽライフのことなど、思い思いにお喋りしている。

さんぽって、特殊な道具もいらないし、老若男女いろんな境遇の人が気軽に楽しめる。

だからこそ、あるっこのイベントに来てくれる人の層も幅広い。

初参加でも、常連の方が気さくに話しかけてくれる。

そんなあるっこの雰囲気が大好きだ。


今回のおさんぽも折り返し地点。

西横浜駅に到着。

「新横浜は知ってるけど、西横浜って?」

「新横浜は新横って略すけど、西横浜って西横っていうの?」

いやあ、ローカルな地名の略称っておもしろい。


藤棚に至る道にも、特徴的な建物がいくつか...。








いよいよ本日のもう一つの目玉である「藤棚商店街」に到着。

ここは洪福寺とは違い、一本の道の両側の歩道にアーケードとお店が連なる形式の商店街である。

洪福寺が雑多で庶民的なのに対し、藤棚はどこか落ち着いた感じで整然としている。

アーケードのライトも可愛い。






あるっこではお馴染み、理髪店のクルクル(サインポール)も発見。

看板も建物もいい感じ。

洪福寺はレトロディープな感じだったが、こちらはレトロの正統派といったところか。


看板もクルクルも建物も、レトロであふれている。






途中で見えるとっても急な坂。

横浜は「坂の町」でもある。

今回のおさんぽコースは横浜では珍しく殆ど平地しか通らないので気軽に歩ける♪

...でもいつか「全力坂」さんぽもやってみたい!?


藤棚商店街も終わり、大きな道に出ると、建物もどんどん大きくなっていく。

「昭和レトロ」な世界に別れを告げ、「令和トレンディ」なみなとみらいの高層ビルたちを眺めながら一路横浜駅へ。





今日のおさんぽに保土ケ谷からご一緒してくれた「帷子川」。

「帷子」って読めないよね??(「かたびら」と読む。キャタピラみたい。)





本日のゴール、横浜駅東口に当初の予定よりも早く到着。

みんな楽しすぎて足が弾んだようです♪

時間が過ぎるのもあっという間!

みんなでおさんぽすると話題は尽きないから、あるっこのさんぽイベントでは退屈する暇なんて与えない。





さて、参加者全員が今回のさんぽの中で撮った一番「きゅん」な写真のシェアタイムだ。

自分が気づかなかった視点に気づいている人がたくさんいて二度楽しめる。





最後に記念撮影!

初参加の方も連絡先を交換したりして打ち解けたところで、楽しい雰囲気のまま解散。

家に帰るまでがおさんぽだよ!お気をつけて!


参加してくれたみなさん、そしてお写真を提供してくれたみなさん、素敵な思い出をありがとうございました。

「今回参加できなかった!」「これを読んで参加してみたくなった!」という方も次回のイベント情報をお見逃しなく!



文章:石川歩夢

写真協力:参加者の皆様


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